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蟻の音

DJ 蟻 a.k.a. SoniCouture~おとつかい~ offical Blog。Electronica,Breakbeats,Techno,HIPHOP,Dub,Rock,Classic等の音楽に関連するDISCレビューやLIVE・PARTYレポ、DJ・DTM機材、書物・映画・TVや社会問題等について新旧問わず取り上げていきます♪
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FUJIROCK FESTIVALについての推察(精神面) 
fujirock2.gif


前述で経済面からの推察をしましたが、
http://ari7music.blog4.fc2.com/blog-entry-77.html
こんな話は長くやっていれば、必ず起こるもので、それによって存続の為に一時的方向転換をしたのであれば、なんら問題はありません。資金が調達ができれば、元に戻っていくわけですから。それよりもこの方向転換が別の理由で行なわれた場合の事の方が問題です。

FUJIROCK FESTIVALについての推察(精神面) 

『タープ・テント・パラソル類の持ち込み禁止・レジャーシートの使用制限(タープ禁止令)』に端を発した、タープ肯定派・否定派の間での議論は、BBS上ではタープ類禁止、禁止の発表方法という具体的内容の是非についてのみ終始していますが、実際に皆が違和感を感じたのはタープ類が使用禁止になった事ではないのではないでしょうか?

実は、僕はここ数年タープを張っていましたが、正直なければないで何とかなると思っています。そう思ってるタープ使用者の方は多いのでは?それよりも本当に言いたかったのは『FESそのものを各々自由なスタイルで楽しめなくなる』という事ではないでしょうか?

FUJIROCK FESTIVALの成り立ち
97年FUJIROCK FESTIVALは日本のグラストンベリーフェスティバルを目指すという掛け声のもと『音楽と自然を自由に楽しみ出演者、来場者、スタッフの全員で創り上げていくフェスティバル』として立ち上がりました。つまりアクトを楽しむだけに捉われず、FESそのものを各々自由なスタイルで楽しめるように皆で作り上げていこうと始まったわけです。

それと対照的なのが、2000年に始まったSUMMER SONIC。ロールモデルはレディング・フェスティバルでこちらは見本市・ショーケース的趣向が強く、手軽にできるだけ多くのアクトを楽しめる事を最優先に運営されています。

サマーソニックが登場した事はフジロックに大きな影響を及ぼしました。それまではフジぐらいしかFESが無かった為、ショーケース的部分もケアしていたのですが、その部分をサマソニに完全に任せられるようになり、心置きなく『FESそのものを各々自由なスタイルで楽しむ』という方向に持っていけるようになりました。

『FESそのものを各々自由なスタイルで楽しむ』という事は、『アクトをみてまわる楽しみ方』だけでなく、『アクトを観ない楽しみ方』すら内包するということです。実際、去年まではこういった多様な楽しみができるようにスマッシュは一貫した運営をしてきました。しかし、今年は『観る楽しみ』にかなりの比重をおいた運営をしています。というより『みなさんが考える以上の混雑』が起こるとわかっていても、チケット販売枚数を抑えなかった為、『観る楽しみ』という最低限の楽しみ方の確保する事に躍起になっている状況ともいえると思います。今回の禁止令は『みなさんが考える以上の混雑』を起こした事に対する対症療法に過ぎず、限りなく後付けのとばっちりに近い。混雑が起きなければ、禁止にする必要も無い訳ですから。

一部の方が違和感を感じ、本当に異議申し立てをしたかったのは、これまで『FESそのものを各々自由なスタイルで楽しむ』為にD.I.Y精神の発揮を訴えかけていたのに、今年は『観る楽しみ方』以外の楽しみ方をしにくい状況を作ってしまっている。これはフジロックの根本理念・精神に反する裏切り行為ではないか?こういったことではないでしょうか?

タープ類論争の根底に見え隠れする意思
今回、僕のまわりの人が口々に驚きを発するのが、タープ否定派の圧倒的多さです。僕もここまでタープ否定派が大勢を占めるとは思っていませんでした。否定派の理由は様々ありますが、だいたい通行・みるのに邪魔になるという最もな意見をとっています。しかし、その根底に見え隠れするのは、『FESそのものを各々自由なスタイルで楽しむ』ことより、『観たいアクト全てを回りたい。その為の環境さえ整えば良い。』こういった考え方ではないでしょうか?実際にorgで『FRFに行くのではなく、FRFに出演しているバンドを観にいく』と堂々と主張して方もいらっしゃいます。まあこれだけ来場者がいれば、こんな人もいるでしょうが、何より驚いたのはこの発言に対して、大勢が容認している向きを感じられる事です。以前であれば、こんな発言があれば『じゃサマソニ行けよw』的なツッコミが入っていたのですが。僕のまわりでも『フジの楽しみ方は、好きなアクトを一度にみられる事。だから毎年必死で回ってます。』と言う人が多くなってきました。こうした考え方の人はだいたい25歳以下に多くみられ、逆に『アクトよりフジというFESが好き』と主張するのは27歳以上の方が多いようです。

ロックに目覚めた時に、すでにフジロックというFESが当たり前にあった世代
普通、本格的にロックにハマり出すのはいくつぐらいでしょうか?個人差はあるでしょうが、僕は15歳前後ではないかと思っています。フジロックが始まりはや丸8年、今年は9年目。つまり、丁度いま23~24歳のぐらい人達はロックに目覚めた時、フジは始めから当然其処にあるものとして育った第一世代という事になります。僕のように、もはやフジロックにはオーバーエイジ枠で参加のような世代は15歳ぐらいの時分にはマトモなFESなど無かったわけですから、フジロックが立ち上がった時、そして『グラストンベリーのように、音楽と自然を自由に楽しみ出演者、来場者、スタッフの全員で創り上げていこう』と呼びかけられた時の昂揚感は忘れられません。そしてこのFESを拍手喝采で迎え入れ、その設立精神に共感し、本気で守り育てようとしていました。でなけれは、第一回目の天神山があんな悲惨な結果に終わっているのに、二回目以降が続くはずがありません。なんせ多くの人が死に掛けたんですから、普通なら苦情や非難で二度と開催されなかったでしょう(笑)『全員で創り上げていこう!』という言葉をみんなが本気で信じたからこそ、何とか続けられたのだと思っています。

しかしロックに目覚めた時、すでにフジロックが当たり前の様にあった人達にとってはどうでしょうか?フジは毎年、当然開催されるもの。つまり『自分達で作るFESというより、あるから行くFES』という認識になっているではと思えるのです。実際にその世代の人達にフジの理念的な話をしても、あまり興味が無いようで、どれだけ観て回れるかが関心の中心です。『タープやシートでまったりなんてとんでもない!そんな余裕ないっすよ!』とすら言われました(笑)まあ若くて、体力あるし気持ちはわかるんですけど、ここまでアクトのみの関心となるとちょっと違和感を感じてしまいます。つまり今回の論争の根底にあるものとは、世代間でフジに求めているモノにギャップが出始めているという事ではないでしょうか?

フジロックの精神的敗北!?
もし本当に、いま実際にフジロックを支える(支えていく)世代の関心が『どれだけ快適に、多くのアクトを見て回れるか。』に集中しており、スマッシュがこういったニーズを汲んで、今回の運営変更に至ったのであれば、それは『アクトを楽しむだけに捉われず、FESそのものを各々自由なスタイルで楽しめるように皆で作り上げていこう』というフジロック根本理念の敗北に繋がります。大多数がショーケース的なモノを求めているわけですから、結局、グラストンベリー型のFESは日本に根付かず、フジロックは新たな方向を模索する為に進み出したと言えると思います。つまり現在のフジロックは根本的な存在意義を問われだしてるのではないでしょうか?そして今年のフジロック'05は、今後どういう方向に進んで行くかを占う重要な分岐点になると僕は考えています。

何故この直前にこう言った内容の事を書いたのか? 
僕の推察が的を得ていようがいまいが、いまFUJIROCK FESTIVALが難しい局面にきている事は間違いありません。今回、経済面・精神面の2つ視点からフジロックについて書いてみたのは、皆さんが実際に自分の目で見て、自分にとってのフジを考えるきっかけになればと思ったからです。
何が正しいのか?ではなく、何を求めているのか?を考えながらフジロックに行くと今までとはちょっと違った楽しみ方もできるのはないでしょうか。
そして、その求めるものが今後のフジの方向性を決めていくはずです。

僕はこの世界的にみても稀有なFESTIVALが、僕も含め、みんなにとってより良きモノになることを願っています。今回の記事がそのひとつの思考のツールになれば幸いだと思っています。

最後に長々と最後まで読んでくださいった方に感謝を。


※このページのアドレスを2chおよびorgに貼るのは、ここが荒れる可能性があるので止めてください。荒れた場合は速やかにこの記事の削除、最悪BLOGの閉鎖を行なうつもりでおりますので、再度、願い致します。
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Comment
≪この記事へのコメント≫
晴れてくれ・・・
もう、ここまで来たら、天気だけを考えてます。
日曜がやや雨の模様・・・。
降らないで!!!
2005/07/27(水) 09:56:28 | URL | ogata #5I353XiY[ 編集]
それそれ!
いや!俺が晴れさす(笑)
2005/07/27(水) 13:16:52 | URL | 蟻 #-[ 編集]
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